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カメレオン賛歌

カメレオン賛歌

 第2話 まっさかさま

  主人公は即独した弁護士だ。
  晴れて開業したが仕事の依頼がなく、事務員が給料の心配をしている。
  ある日、ちんぴら風の若者が手形訴訟を依頼しにくる。
  裁判には勝つも法廷でパクリ屋と罵倒される。
  弁護士家業はこんなもんさと自分に言い聞かせ、そのちんぴら風の若者の事件を次々と処理する。
  このちんぴらは実は広域暴力団の構成員なのだ。
  事件を次々に処理し、先生先生ともちあげられ急に金回りがよくなる。

  ある日、殺人事件に絡んだ事件を知らずに引き受け手際よく処理するが刑事の来訪を受ける。
  危険を感じた彼は、金輪際お前のところの事件は引き受けないというが後の祭りである。

  接待された際に、彼らに薬をいれられた酒を飲まされて覚せい剤を打たれた女子高生とのいかがわしい行為をビデオ撮影されていたのだ。

  ちんぴらは言う。
   - お前は誰に向かってしゃべんてんだ。
   - お前は甘いんだよ。
   - 俺たちの罠にはまったんだ。
   - 一生組のために働いて貰う。
   - 不自由しないぞ。イー女抱き放題だ。

  弁護士は思った。
   - いきなり独立すべきではなかった。
   - どこかのボスのとろこでイソ弁家業をすべきだった。
   - どんな嫌なボス弁でも我慢すべきだった。

  翌朝、5時過ぎ、一人の男が飛び降りた。
  弁護士バッチが、通り過ぎるダンプにはじかれてチャリンと音がし、ころころと転がって、ひまわりの面を上にして止まった。

 ★ パート2も出ていました。

カメレオン賛歌〈パート2〉

 ★ 即独する弁護士さんの必読書ではないでしょうか。

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