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SFC環境情報2013 小論文 資料9

 SFCの小論文の過去問を読んでいると福翁自伝からの抜粋が資料として出ていました。

資料9-毒のない議論/塾生の勉強
 ・・・略・・・
 学問勉強ということになっては、当時、世の中に緒方塾生の右に出る者はなかろうと思われるその一例を申せば、・・・。
 これまでに倉屋敷に一年ばかりいたが、ついぞまくらをしたことがない。というのは、時はなんどきでもかまわぬ、ほとんど昼夜の区別はない、日が暮れたからといって寝ようとも思わず、しきりに書を読んでいる。読書にくたびれ眠くなってくれば、机の上に突っ伏して眠るか、あるいは床の間の床側をまくらにして眠るか、ついぞほんとうにふとんを敷いて夜具を掛けてまくらをして寝るなどということは、ただの一度もしたことがない。
 そのときに初めて自分で気がついて「なるほど、まくらはないはずだ、これまでまくらをして寝たことはなかったから」と初めて気がつきました。これでもたいてい趣がわかりましょう。これはわたしひとりが別段に勉強生でもなんでもない、同窓生はたいてい皆そんなもので、およそ勉強ということについては実にこの上にしようはないというほどに勉強していました。
                       (福沢諭吉著、福翁自伝、慶應義塾大学出版会、一部被粋)

 岡大ロー生もこのように勉強してもらいたいものであります。

 何か誤解があるようですが、大学入試やロー入試の小論文を検討しているのは、来年度の岡大法学部の2年後期に担当する法解釈の基礎という授業の前半部分でトゥールミン・ロジックを教えるのに何かいい題材はないかと探しているからですよ。
 岡大法学部の学生のみなさん、役に立つおもしろ講義を期待していてくださいね。
 後半は、ロジカル・リーディングやクリティカルシンキングを、法律問題の解決に使うという視点で法的論点の含まれた教材を検討します。



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