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言ってることが違っているではないか。。。

 認証評価を前回受けた際の評価委員との意見交換の際に、法律基本科目をより重点的に教育する必要があるという我々に対し「基本科目の重視は悪しき受験指導に繋がるからしてはいけない」と言われたのだが、

 これ(法学未修者教育の充実方策に関する調査検討結果報告) ← クリック

 を読むと、

 法学未修者については、法学の基礎的な学識が全くない者も、最終的には3年間の教育課程修了時までに法学に関する知識・能力を法学既修者と同等のレベルにまで引き上げる必要がある。したがって、特に学修の出発点である1年次については、公法系・民事系・刑事系の基本的な法律である憲法・民法・刑法といった法律基本科目をより重点的に教育することで、基礎・基本の修得の徹底を図ることが求められる。
 法科大学院が開設すべきとされている4つの授業科目(「法律基本科目」、「法律実務基礎科目」、「基礎法学・隣接科目」、「展開・先端科目」)について、各学生の授業科目の履修がいずれかに過度に偏ることのないよう配慮しつつも、これまでの法学未修者と法学既修者との間での標準修業年限修了率や司法試験合格状況の差を勘案して、法学未修者が法律基本科目をより重点的に学ぶことができるようにする工夫が必要である。
 基礎法学・隣接科目及び展開・先端科目は、学生の視野を拡げるとともに社会の様々な領域における法的ニーズの増大・多様化に対応できるようにするという趣旨から設けられていることから考えると、法学未修者が有する多様で幅広い法学部以外の学部における学修経験や実務経験・社会経験等を考慮すれば、必ずしもそうした基礎法学・隣接科目や展開・先端科目を法学既修者と全く同一レベルで履修する必要はないとも考えられる。
 したがって、法学未修者、特に社会人・法学部以外の学部出身者については、法学部以外の学部における学修経験や実務経験・社会経験等を考慮して、基礎法学・隣接科目や展開・先端科目の履修を一部免除し、より法律基本科目に注力して学ぶことができる仕組みの導入を検討することが重要である。


 と逆のこと(我々が主張したのと同じこと)が書いてあるじゃないか。

 また、合格から入学までに期間があるから入学前ガイダンスやオリエンテーションで入学前の学生に事前準備をさせることが必要でありまた重要であるとして、それらを実施していたところ「入学前の学生に対して入学前ガイダンスやオリエンテーションなどで法律の学習をさせたり奨励するのも悪しき受験指導につながりまかりならん」とも言われたが、同じく「これ」をみると逆にそのようなことが法科大学院に期待されていると言われたことと全く正反対のこと(我々が主張したのと同じこと)が書いてある。

 多くの法科大学院における入学者選抜は入学前年度の秋頃を中心に実施され、その合格者が決まっていくことになるが、翌年4月の入学まで数ヶ月程度期間があることに着目して、法科大学院に入学し、初めて本格的に法学に関する学修に取り組む法学未修者に対し、その学修方法や法律用語の理解など、法科大学院における学修を円滑にスタートするために必要な基盤をできるだけ早く身に付けることができるよう支援することが期待されている。
 このため、各法科大学院においては、入学が内定している者に対し、入学前ガイダンスの実施や入門用の基本書・教材の紹介及び学修の奨励など事前準備に取り組んでいく必要がある。


 いったい、認証評価の際に言われたことは何だったのか。。。
 評価基準を作る殿上人には現場のことはわからないということなんだろう。

 ところで、僕がこれで注目したのは、次の内容だ。

 これから法科大学院を志望しようと考えている者を対象に、法学の学識や法的な考え方等を学ぶきっかけや、法的な考え方が自分に合うかどうかを確認する機会となるよう、法学に関する優れた入門教材の作成や、インターネット等を活用した優れた法学講座の配信等の取組について検討する必要がある。その際、法学を初めて学ぶ者に対する教育のノウハウを有すると考えられる法学部との連携・協力も視野に入れて、例えば、法科大学院への入学を希望する者に対する特別コースのほか、法学部の授業の活用などの取組も検討していくことが望まれる。
 同時に、各法科大学院においては、法曹が職種として持つ将来の可能性やその魅力についても、法学の教育内容と併せて積極的に発信していくことが望まれる。


 予備校は、もう実行済み。ローもがんばらないと。

 参考:伊藤塾(実務家レポート) ← クリック
    辰已ストリーミングチャンネル ← クリック
    岡山大学生協ちゃんのチャンネル ← クリック

 閑古鳥が鳴く、岡大ロースクールチャンネル ← クリック

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Comment

うらら #- - URL
2013/01/25 (Fri) 03:39

ああ言えば城裕←こんな名前だったかな?
同じ構図です。若者をなめないでください。
毎年、中教審の調査やらが入るのは、もう茶番以外のなにものでもない。
中教審も、自分がインタビューしてる学生が本当に、その学校の学生だと思ってますか?
事務局員だと疑った事はないですか?おめでたいバカですw。

No title
弁護士HARRIER #- - URL
2013/01/25 (Fri) 16:52

これをみてカチンとくるのは、「これまでの話は間違いだった」ということを認めていないからです。
間違いを正すことは重要だと思いますが、今まで間違ってなかったけどこうした、というような上記報告書の書き方は、事務文書としてはマイナス1万点であり、司法試験なら即G答案です。

No title
P&Cの井藤 #- - URL
2013/01/26 (Sat) 21:30

 認証評価委員とローの学生とのお食事会というのがあって食事しながら、学生から受験指導していないかとか、いろいろと聞き出そうとするんですよ。認証評価って本当にくだらないですよ。

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